記事詳細ページ

  1. ホーム
  2. 致芳CH
  3. 魚箱のプランター

魚箱のプランター

 今行われている「駅舎と96(きゅうろく)展」で、昭和30年から山形鉄道が開業した昭和64年までの駅舎の写真が展示されている。上の写真は1986年(昭和61年)9月に撮影されたものである。大きな駅名板と破損した屋根瓦、そして真新しいサッシ窓が印象的である。

 

 しかしそれ以上に注目して欲しいのが、正面入り口に並べられたプランターである。私たちの先輩達は、発泡スチロールを魚屋などから貰ってきて、ペンキを塗って、花を植えて、堂々と駅の正面に飾ったのである。

 

 今は亡き先輩方が頑張ってくれたから駅舎が残り、おらだの会もあるのだと思う。「『さよなら列車』がつなぐもの」と共に、「『木造駅舎』がつなぐもの」があるのだと、つくづくと感じる。

 

2021.09.11
  • 特派員募集中!
  • エフエムい〜じゃん おらんだラジオ

Access 10,202,363pv (2015.12.04~) Today 3,000pv Yesterday 2,603pv